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「働くをもっと楽しく、創造的に」をコーポレートミッションとして掲げるChatwork。働き方を変えるツールとして期待が掛かる一方、従来の製品との違いや実際の効果など、気になる点をChatworkの社員に聞いてみました。
今回の質問は『他社ツールと比べてChatworkのどこがよい?』
他社ツールと比べてよいといえるポイントは?
樫山 正直に言うと、機能では純粋に差別化できないところがあります。「他社ツールとの比較表をください」とも言われますが、各社がいたちごっこですね。
当社のベースは「PCをメインに使用し、スマートフォンはサブで扱う」というワークスタイルの効率化です。大きな目標としては「メールの置き換え」が挙がります。
なぜ、そこまでメールを置き換えようと?
樫山 当社も外部企業とのやり取りをメールからチャットに置き換えたことで社内業務が改善したという根本があり、そこに信念があります。コンセプトやUIもその体験からスタートしているんです。
メールから置き換えやすいように工夫している点は?
樫山 メールと同じく「TO機能」や「返信機能」という言葉にも、その意志は表れていると思います。使い慣れた言葉や体験のなかで、ツールを変えても馴染みやすいようにしたいと考えているからです。
そして、何よりも「自分たちのために作った純国産コミュニケーションツール」というのもChatworkの強みです。当社は2011年からサービスを提供していますが、そのスタートは社内で自分たちが使うツールでした。その分、現場に即した開発がおこなわれてきたと言えます。現在も続く「タスク管理」機能も初期からついています。
逆に、既読機能や相手のオンライン状態がわかる機能の追加を検討したこともあります。しかし、利用者のストレスにつながることが実体験からわかっていたので、実装することはありませんでした。
現場感を活かしているから、日本の職場にも馴染みやすいのですね。
樫山 海外発祥のコミュニケーションツールは多いのですが、それらは利用者にリテラシーが求められることもあります。しかし、リテラシーが必要となると会社内で使える人と使えない人に分かれてしまいます。コミュニケーションは会社全体でするものですし、外部連携をせずともChatworkはChatworkだけで完結できるように作っているんです。使う人のITリテラシーを問わない点もあって、非IT系職種の方からも選ばれているのではないかなと思いますね。
デスクトップ版アプリやモバイル版アプリなど、ユーザーが環境を選ばないマルチデバイスで使えるのも、部署を横断する際にも役立ちます。
実際に私も体験したのはスピード感の向上です。相手からの反応も早くなり、レスポンス回数が増えることで、相談事やプロジェクトなどの進行スピードが圧倒的に変わりましたね。
Chatworkやビジネスチャットに関する素朴な疑問を解決!
Vol.05 意外に少ない純国産のコミュニケーションツール!
樫山 知拓(かしやまともひろ)
Chatwork株式会社
事業推進本部 ダイレクトセールス部
新卒で就職した会社で外食向けのシステム販売を8年経験後、2017年2月にChatworkに入社。当社では法人営業としてChatwork導入の新規開拓を担当し、企業が抱えている残業削減、業務効率向上やコミュニケーションの課題を解決すべく、Chatworkの導入促進に従事している。
長谷川賢人(はせがわ・けんと)
ライター/エディター
1986年生まれ、東京都武蔵野市出身。日本大学芸術学部文芸学科卒。 「ライフハッカー[日本版]」副編集長、「北欧、暮らしの道具店」を経て、2016年よりフリーランスに転向。 ライター/エディターとして、執筆、編集、企画、メディア運営、モデレーター、音声配信など活動中。